【夏のシネマセレクション】日本映画名作選

浮雲

(1955年/124分/東宝/白黒/DCP)

2018年8月15日(水)、16日(木)、17日(金)、19日(日)

上映開始:8月15日(水)14:00、16日(木)10:30、17日(金)14:00、19日(日)10:30

成瀬巳喜男監督

原作:林芙美子
脚色:水木洋子
出演:高峰秀子、森雅之、岡田茉莉子、山形勲、中北千枝子、加東大介、千石規子、大川平八郎、金子信雄

[料金] 一般:1000円 小・中学生:500円7月21日(土)より発売

戦時中の仏印で出会い、戦後の混乱期に別れと再会を繰り返してゆく男女の行く末を描いた成瀬巳喜男、高峰秀子のコンビによる代表作。水木洋子は、戦時中に従軍女性作家として林芙美子と南方へ派遣されており、自らの体験が本作に活かされている。小津安二郎が溝口健二の『祇園の姉妹』と共に高く評価した作品でもある。

ひめゆりの塔

(1953年/130分/東映/白黒/35mm)

2018年8月14日(火)、15日(水)、18日(土)、19日(日)

上映開始:8月14日(火)14:00、15日(水)10:30、18日(土)10:30、19日(日)14:00 

今井正監督

脚本:水木洋子
出演:津島恵子、岡田英次、信欣三、河野秋武、香川京子、関千恵子、小田切みき、岩崎加根子、 藤田進、加藤嘉

[料金] 一般:1000円 小・中学生:500円7月21日(土)より発売

壮絶な沖縄の最前線に、女学生たちが看護要員として赴いた“ひめゆり学徒隊”の姿を迫真の描写で描いた反戦映画の名作。沖縄への渡航ができない時代、水木洋子は丹念に取材しシナリオを書き上げた。公開時、多くの人々に戦争の記憶を呼び覚まし大ヒットを記録、現在も平和を願う象徴として語り継がれている。

また逢う日まで

(1950年/111分/東宝/白黒/35mm)

2018年8月14日(火)、16日(木)、17日(金)、18日(土)

上映開始:8月14日(火)10:30、16日(木)14:00、17日(金)10:30、18日(土)14:00

今井正監督

脚本:水木洋子、八住利雄
出演:久我美子、岡田英次、滝沢修、河野秋武、 風見章子、杉村春子

[料金] 一般:1000円 小・中学生:500円7月21日(土)より発売

空襲をきっかけに出会った若い恋人たちが、激化する戦争によって引き裂かれてゆく。平和への願いが込められた恋愛映画の傑作。仏の作家ロマン・ロランの小説「ピエールとリュース」をもとに映画化され、映画史に残る名場面となったガラス越しのキスシーンを生んだ。キネマ旬報ベスト・テン第1位。