山椒大夫

上映作品山椒大夫

「安寿と厨子王丸」の童話でも知られる説経節を基にした森鴎外の小説が原作。中世荘園の奴隷制度における悲劇を描く。原作では安寿と厨子王は子どものままだが、映画では成人してからの二人に重点が置かれている。田中絹代は佐渡に売られ盲目となった母・玉木を演じた。第15回ヴェネチア国際映画祭で『雨月物語』に続き2年連続で銀獅子賞受賞。

12.9(木) 10:30
10(金)・11(土) 14:00

1954年/白黒/124分/35mm/大映(京都)
監督:溝口健二
出演:田中絹代、花柳喜章、香川京子、進藤英太郎、河野秋武、香川良介、三津田健、浪花千栄子、見明凡太郎、菅井一郎

優秀映画鑑賞推進事業
女優と巨匠~田中絹代と溝口健二~
日本映画の古き良き名作を、近年失われつつある35㎜フィルムの上映で味わっていただくことを目的とした「優秀映画鑑賞推進事業」。
今回は、開催中の特別展「田中絹代―女優として、監督として」に合わせ、巨匠・溝口健二監督と女優・田中絹代による代表作を中心にご紹介します。世界にその名を轟かす監督と女優が正面から組み合い、傑作が生まれる様を是非ご堪能ください。

 

鑑賞料金 一般:500円、小・中学生:250円(特別展観覧料含む)
※優秀映画鑑賞推進事情観覧料規定による

 

チケット発売日:11月13日(土)