雨月物語
怪奇文学の父・上田秋成によって江戸時代後期に著された短編が原作。人間の欲望が引き起こす悲劇を、戦国時代の二組の夫婦を通じて対照的に描く。田中絹代は家族3人で貧しくともささやかな幸せを望む妻・宮木を演じた。霧たちこめる琵琶湖に舟を漕ぐシーン他、映画史上に残る名場面がちりばめられる。第14回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞。
12.9（木） 14：00
12（日） 10：30
1953年／白黒／97分／35ｍｍ／大映（京都)
監督：溝口健二
出演：京マチ子、水戸光子、田中絹代、森雅之、小沢栄太郎、青山杉作、羅門光三郎、香川良介、上田吉二郎、南部彰三
優秀映画鑑賞推進事業
女優と巨匠～田中絹代と溝口健二～
日本映画の古き良き名作を、近年失われつつある35㎜フィルムの上映で味わっていただくことを目的とした「優秀映画鑑賞推進事業」。
今回は、開催中の特別展「田中絹代―女優として、監督として」に合わせ、巨匠・溝口健二監督と女優・田中絹代による代表作を中心にご紹介します。世界にその名を轟かす監督と女優が正面から組み合い、傑作が生まれる様を是非ご堪能ください。
鑑賞料金 一般：500円、小・中学生：250円（特別展観覧料含む）
※優秀映画鑑賞推進事情観覧料規定による
チケット発売日：11月13日（土）
