浪華悲歌
戦前期における溝口健二の傑作。大阪の製薬会社で電話交換手として働くモダンガールのアヤ子(山田五十鈴)の生き様を描く。男たちの欲望と卑劣さの餌食になるアヤ子の姿を、徹底的に冷ややかな視線で捉えた演出は多くの評判をよんだ。日本初の女性映画監督であり、溝口組の助監督だった坂根田鶴子が編集を務めている。
12.8(水) 14:00
12.11(土) 10:30
1936年/白黒/72分/35mm/第一映画
監督:溝口健二
出演:山田五十鈴、梅村蓉子、大久保清子、志賀廼家弁慶、進藤英太郎、原健作、志村喬
優秀映画鑑賞推進事業
女優と巨匠~田中絹代と溝口健二~
日本映画の古き良き名作を、近年失われつつある35㎜フィルムの上映で味わっていただくことを目的とした「優秀映画鑑賞推進事業」。
今回は、開催中の特別展「田中絹代―女優として、監督として」に合わせ、巨匠・溝口健二監督と女優・田中絹代による代表作を中心にご紹介します。世界にその名を轟かす監督と女優が正面から組み合い、傑作が生まれる様を是非ご堪能ください。
鑑賞料金 一般:500円、小・中学生:250円(特別展観覧料含む)
※優秀映画鑑賞推進事情観覧料規定による
チケット発売日:11月13日(土)