哲学者・和辻哲郎が 暮らした田舎家

旧川喜多邸(旧和辻邸)特別公開
「哲学者・和辻哲郎が 暮らした田舎家」
2023年5月3日(水・祝)~7日(日) 10:00~16:00

旧川喜多邸(旧和辻邸)

旧川喜多邸別邸(旧和辻邸)は、哲学者・和辻哲郎が1938年(昭和13年)神奈川・秦野から東京・練馬に移築し自宅として使用した田舎家です。和辻氏の死後、1961年(昭和36年)に川喜多長政・かしこ夫妻によって鎌倉に移築され、国内外の映画人をもてなす場所として活用されました。2010年(平成22年)に、鎌倉市の景観重要建造物に指定されています。

和辻哲郎

撮影:田沼武能

今回の特別公開では、和辻哲郎が家族とともに丁寧に暮らしていた当時の様子を、貴重な写真パネルを展示して紹介します。土地を移しながらも、幾世代にわたり大切に受け継がれてきたこの建築物の魅力を、新たな角度からお楽しみください。

 


和辻哲郎写真

和辻哲郎(1889-1960):
哲学者。現在の兵庫県姫路市に生まれ、東京帝国大学哲学科を卒業。『ニイチェ研究』など西洋哲学から次第に日本の古美術や古代文化への関心が高まり、『古寺巡礼』『風土』『倫理学』など上梓した。法政大学、京都帝国大学、東京帝国大学教授を歴任、独自の倫理学体系の構築に努めた。1955年(昭和30年)に文化勲章を受章、北鎌倉・東慶寺に眠る。


協力:西川陽子氏、土屋和男氏、田沼武能写真事務所


*企画展「BOWシリーズの全貌―没後30年川喜多和子が愛した映画」(一般200円/小・中学生100円)のチケットでご覧いただけます。鎌倉市民無料(要証明書)。
*天候等により中止となる場合があります。
*入場時の感染予防対策にご協力ください。