ミステリー映画大全集

砂の器

(1974年/143分/松竹=橋本プロ/カラー/DCP)

2018年11月27日(火)、29日(木)、12月1日(土)、2日(日)

上映開始:11月27日(火)14:00、29日(木)14:00☆、12月1日(土)13:30★、2日(日)10:30
☆11月29日(木)14:00の回上映後、映画談話室「伝説の子役が見た『砂の器』の現場」あり
★12月1日(土)13:30の回上映後、映画談話室あり

野村芳太郎監督

原作:松本清張
脚色:橋本忍、山田洋次
出演:丹波哲郎、加藤剛、森田健作、加藤嘉、緒形拳、渥美清

[料金] 一般:1000円 小・中学生:500円10月20日(土)より発売

原作では2 行のみの描写が、脚色を手がけた橋本忍と山田洋次によって映画の核に昇華され、松本清張に「原作を超えた」と言わしめた傑作。悲しい歴史に覆われた親子の年月が、情感豊かな音楽と共に描き出される。

飢餓海峡

(1965年/183分/東映/白黒/DCP)

2018年11月27日(火)、28日(水)、30日(金)、12月2日(日)

上映開始:11月27日(火)10:00、28日(水)13:30、30日(金)13:30、12月2日(日)13:30

※途中休憩あり

内田吐夢監督

原作:水上勉
脚色:鈴木尚之
出演:三國連太郎、左幸子、伴淳三郎、高倉健、加藤嘉

[料金] 一般:1000円 小・中学生:500円10月20日(土)より発売

洞爺丸事故に材をとった、水上勉による同名小説の映画化。独特な質感を持った映像に、戦後の貧困を生きた日本人の悲哀が映し出され、社会派ミステリーの代表作と同時に日本映画史に残る傑作となった。

女の中にいる他人

(1966年/102分/東宝/白黒/35mm)

2018年11月13日(火)、14日(水)、16日(金)、18日(日)

上映開始:11月13日(火)14:00、14日(水)10:30、16日(金)14:00、18日(日)14:00

成瀬巳喜男監督

原作:エドワード・アタイヤ「細い線」
脚色:井手俊郎
出演:小林桂樹、新珠三千代、三橋達也、草笛光子、長岡輝子、若林映子

[料金] 一般:1000円 小・中学生:500円10月20日(土)より発売

江戸川乱歩によって日本に紹介された外国ミステリーの名作を、成瀬巳喜男監督が映画化した、鎌倉が舞台の心理サスペンス。親友の妻を殺害してしまった男が、やがて良心の呵責に耐えられなっていく…。

DESTINY 鎌倉ものがたり

(2017年/129分/東宝他/カラー/DCP)

2018年11月13日(火)~18日(日)

上映開始:11月13日(火)10:30、14日(水)14:00、15日(木)14:00※、16日(金)10:30、17日(土)14:00、18日(日)10:30

◇全回音声ガイド(UDCast)対応
※15日(木)14:00の回は日本語字幕付上映

脚色・監督:山崎貴監督

原作:西岸良平「鎌倉ものがたり」
特別協賛:豊島屋
出演:堺雅人、高畑充希、堤真一、安藤サクラ、中村玉緒、鶴田真由

[料金] 一般:1000円 小・中学生:500円10月20日(土)より発売

人間と幽霊、魔物が共存する鎌倉を舞台に、ミステリー作家かつ名探偵の一色先生と、嫁入りしてきた新妻・亜紀子を中心に、鎌倉から黄泉の国まで巻き込んだ物語がファンタジックに描かれた、昨年の大ヒット映画。

悪魔の手毬唄

(1977年/144分/東宝/カラー/35mm)

2018年10月30日(火)、11月1日(木)、3日(土・祝)、4日(日)

上映開始:10月30日(火)14:00、11月1日(木)14:00、3日(土・祝)10:30、4日(日)10:30

市川崑監督

原作:横溝正史
脚色:久里子亭
出演:石坂浩二、岸惠子、若山富三郎、草笛光子、渡辺美佐子、辰巳柳太郎、加藤武、中村伸郎

[料金] 一般:1000円 小・中学生:500円9月15日(土)より発売

『犬神家の一族』の大ヒットを受けて企画されたシリーズ2 作目。殺伐とした風景の中で、前近代的な習俗に彩られた殺人事件が繰り広げられる。シリーズ中の最高傑作との呼び声も高く、映画史への目配せも要注目。

犬神家の一族

(1976年/146分/角川春樹事務所/カラー/DCP)

2018年10月30日(火)、31日(水)、11月2日(金)、4日(日)

上映開始:10月30日(火)10:30、31日(水)14:00、11月2日(金)14:00、4日(日)13:30

市川崑監督

原作:横溝正史
脚色:長田紀生、日高真也、市川崑
出演:石坂浩二、高峰三枝子、三条美紀、草笛光子、坂口良子、加藤武、小沢栄太郎

[料金] 一般:1000円 小・中学生:500円9月15日(土)より発売

角川映画第1 作にして、横溝正史の再ブームや、市川崑と石坂浩二のコンビによる金田一シリーズを生み出した記念碑的作品。湖上に突き出た足、明朝体のタイポグラフィなど斬新な美学はいまだ新鮮味を失わない。

ヒッチコック/トリュフォー

(2015年/80分/フランス=アメリカ/カラー/DCP)

2018年10月16日(火)、18日(木)、20日(土)、21日(日)

上映開始:10月16日(火)14:00、18日(木)14:00、20日(土)14:00、21日(日)10:30

ケント・ジョーンズ監督

原作:「定本 映画術 ヒッチコック/トリュフォー」
出演:アルフレッド・ヒッチコック、フランソワ・トリュフォー、黒沢清、マーティン・スコセッシ、ウェス・アンダーソン

[料金] 一般:1000円 小・中学生:500円9月15日(土)より発売

1962年、トリュフォーによって敢行されたヒッチコックへのインタビュー音声を元に、ヒッチコックを敬愛する現代の映画人たちへの取材で再構成し、サスペンスの巨匠の映画術を解き明かしていくドキュメンタリー。

十二人の怒れる男

(1957年/95分/アメリカ/白黒/35mm)

2018年10月16日(火)、17日(水)、19日(金)、21日(日)

上映開始:10月16日(火)10:30、17日(水)14:00、19日(金)14:00、21日(日)14:00

シドニー・ルメット監督

脚本:レジナルド・ローズ
出演:ヘンリー・フォンダ、リー・J・コッブ、エド・ベグリー、マーティン・バルサム、ジョン・フィードラー

[料金] 一般:1000円 小・中学生:500円9月15日(土)より発売

「法廷もの」あるいは「密室劇」の金字塔として映画史にその名を残す作品。父親殺しの罪に問われた少年の裁判を巡って、出自も生活環境も人間性も異なる陪審員たちが、議論の末に評決を一致させるまでを描く。

霧の旗

(1965年/111分/松竹/白黒/35mm)

2018年10月2日(火)、4日(木)、6日(土)、7日(日)

上映開始:10月2日(火)14:00★、4日(木)14:00、6日(土)14:00、7日(日)10:30
★10月2日(火)14:00の回上映後、映画談話室あり

山田洋次監督

原作:松本清張
脚色:橋本忍
出演:倍賞千恵子、滝沢修、新珠三千代、露口茂、川津祐介

[料金] 一般:1000円 小・中学生:500円9月15日(土)より発売

兄の冤罪を晴らそうと九州から上京し高名な弁護士に依頼したものの、金銭面を理由に断られた妹の復讐劇を描く。親しみやすさが魅力だった倍賞千恵子から、冷酷な演技を山田洋次が見事に引き出している。

五瓣の椿

(1964年/163分/松竹/カラー/35mm)

2018年10月2日(火)、3日(水)、5日(金)、7日(日)

上映開始:10月2日(火)10:30、3日(水)14:00、5日(金)14:00、7日(日)14:00

野村芳太郎監督

原作:山本周五郎
脚色:井手雅人
出演:岩下志麻、加藤剛、加藤嘉、左幸子、西村晃

[料金] 一般:1000円 小・中学生:500円9月15日(土)より発売

働き者の父を顧みなかった母と周囲の男たちを恨み、復讐に燃える女を岩下志麻が熱演した文芸大作。監督の野村芳太郎、主演の岩下と加藤剛は、松本清張作品でもたびたびタッグを組み、名作を残している。