《優秀映画鑑賞推進事業》日本映画黄金期 嵐を呼んだスターたち

悪名

(94分/1961年/大映/カラー/35mm)

2019年7月19日(金)、21日(日)

上映開始:7月19日(金)14:00、21日(日)10:30

田中徳三監督

原作:今東光
脚色:依田義賢 
出演:勝新太郎、田宮二郎、中村玉緒、水谷良重、中田康子

[料金] 一般:500円 小・中学生:250円7月2日(火)より発売

大映の看板スターであった勝新太郎と田宮二郎が、喧嘩は強いが人情に弱いやくざコンビを演じ、興行的にも大ヒットして計15作にわたるシリーズとなった第1作目。娯楽映画ではあるが、日本映画の巨匠・溝口健二の作品を支えた一流のスタッフが画面の隅々まで行き届いた技術力を発揮し、撮影所全盛期の質の高い映画作りを味わうことができる。

暁の脱走

(110分/1950年/新東宝/白黒/35mm)

2019年7月18日(木)、7月20日(土)

上映開始:7月18日(木)10:30、7月20日(土)14:00※映画談話室あり

谷口千吉監督

出演:池部良、山口淑子、小沢栄、伊豆肇、若山セツコ

[料金] 一般:500円 小・中学生:250円7月2日(火)より発売

戦後の文壇で“肉体の解放”を主張し脚光を浴びた田村泰次郎の「春婦伝」を映画化。占領下の厳しい検閲のもと、黒澤と谷口による脚本は幾度も書き直しを命じられ、難産の末に完成を見た。『青い山脈』の大ヒットでスターとなった池部良と李香蘭として満映で活躍した山口淑子が、敗戦間近の中国戦線で恋に落ちる上等兵と慰問団の歌手を演じる。

隠し砦の三悪人

(138分/1958年/東宝/白黒/35mm)

2019年7月17日(水)、19日(金)、20日(土)

上映開始:7月17日(水)14:00、19日(金)10:30、20日(土)10:30

黒澤明監督

脚本:菊島隆三、小国英雄、橋本忍
出演:三船敏郎、上原美佐、千秋実、藤原釡足、志村喬

[料金] 一般:500円 小・中学生:250円7月2日(火)より発売

戦国時代を舞台に、宝探しや敵陣内での追っかけなど手に汗握る展開を盛り込み、シネマスコープの迫力ある画面が堪能できる、黒澤作品の中でも特に娯楽性が高い作品として知られる。黒澤映画が生んだ大スター・三船敏郎による馬上のアクションは見応えたっぷり。かの有名な『スター・ウォーズ』にも本作のアイディアが使われている。

嵐を呼ぶ男

(100分/1957年/日活/カラー/35mm)

2019年7月17日(水)、18日(木)、21日(日)

上映開始:7月17日(水)10:30、18日(木)14:00、21日(日)14:00

井上梅次監督

出演:石原裕次郎、北原三枝、芦川いづみ、岡田真澄

[料金] 一般:500円 小・中学生:250円7月2日(火)より発売

実兄・石原慎太郎の小説を映画化した『太陽の季節』で鮮烈なデビューを飾った石原裕次郎が、 “歌う映画スター”としての地位を決定的にした記念碑的作品。流しのジャズ・ドラマーが成功を夢見る姿を描き出した本作は、前作『俺は待ってるぜ』同様、主題歌と共に 大ヒットした。ヒロインの北原三枝とは数々の作品で共演後、1960年に結婚。