次回企画展「川喜多かしこと“映画の仲間” エキプ・ド・シネマの半世紀」

7月13日(土)、新しい企画展「川喜多かしこと“映画の仲間” エキプ・ド・シネマの半世紀」が開幕します。

川喜多かしこと映画の仲間_エキプ・ド・シネマの半世紀展_

1974年2月12日、サタジット・レイ監督のインド映画『大樹のうた』(1959年)の上映をきっかけに発足した<エキプ・ド・シネマ>。川喜多かしこと髙野悦子のふたりから始まった活動は、映画を愛する仲間たちが集い、大きな上映運動へと発展していきます。

<エキプ・ド・シネマ>の活動とは
1. アジア・アフリカ・ラテンアメリカなど日本では上映機会の少ない地域の映画の紹介
2. 欧米の映画でも大手興行会社が取り上げない名作の上映
3. 未公開あるいは不完全な形で公開された、映画史上の名作の上映
4. 日本映画の名作を世に出す手伝い

4つの目標を掲げてスタートしたエキプ運動は、これまでの映画興行にはみられなかった日本初となる試みを幾つも行いました。2022年7月29日の岩波ホール閉館まで、エキプ・ド・シネマは66の国と地域、274作品を上映しました。

本企画展では、単館ロードショーやミニシアターの先駆けとなった<エキプ・ド・シネマ>の足跡を回顧し、半世紀にわたり世界各地から集めた名作の数々をご紹介します。

上映は7月23日(火)14時から『宋家の三姉妹』でスタートします。ぜひ、足をお運びください。