夏の思い出に
鎌倉は今日もしとしと雨降りです。肌寒く、夏の終わりと同時に秋の訪れを感じます。
土砂降りの雨の中、幕を開けた企画展《戸田奈津子が見てきたハリウッド》も、ご来場いただきました皆様のおかげで、盛況のうちに幕を閉じました。最後の10日間余りは、あっという間に時間が過ぎていってしまいましたが、そんな中、夏休みが終わる8月末には、7月に実施した「子どもシナリオ・映画教室」の完成作品を披露する発表会、そして今年も「ぐるぐるアニメワークショップ」を開催いたしました。
今年のぐるぐるアニメワークショップは、真っ暗な中、みんなで幻燈を見ました。むか~しむかし、テレビも映写機も街灯もない、電球を発明したエジソンもいない時代にみんなでタイムスリップし、当時の人々の気持ちになって楽しんでみました。
また、子どもたちがギャングとして登場する昔の8ミリフィルムを上映し、サイレント映画の内容をみんなであてっこしたり、それぞれが描いた12コマの絵をプラキシノスコープという映像玩具につけ、自分自身で回しながら、スクリーンに映し出す上映会をしました。
今年も盛りだくさんでしたね。みんな夏休みの最後を楽しんでくれたかな?
さて次回の特別展《鎌倉の映画人 監督 小津安二郎と俳優 笠智衆》は、9月18日よりスタートします。小津さんの誕生日であり、命日でもある12月12日の翌日13日まで続きます。目下、展示作業の仕上げに入っているところですが、素敵な展覧会になりそうですのでご期待ください!(BB)