ホセ・ルイス・ゲリン監督アフタートーク
5月1日ホセ・ルイス・ゲリン監督『シルビアのいる街で』上映後にアフタートークを行いました。スペインから来日のたびに円覚寺で敬愛する小津安二郎監督の墓参に訪れて、今回で三回目とのこと。円覚寺・北鎌倉から墓参の後、記念館まで歩いてお越しくださいました。
『ミツバチのささやき』、『エル・スール』などで知られ、日本でもファンの多いスペインの映画監督ビクトル・エリセ。かつて作品の日本公開時にエリセ監督が訪れた川喜多邸の地に、エリセとも親交の深いゲリン監督が今回いらっしゃいました。
日本でも熱狂をもって迎えられた『シルビアのいる街で』は、フランスの古都ストラスブールを舞台にしたロマンチックな恋物語です。 鎌倉に在住して70年という方から、上映後に「大変素晴らしい作品でした!」と監督への感謝の言葉が告げられ、この作品の年代や国境を超えての普遍的な素晴らしさを、あらためて実感いたしました。
作中のストラスブールの路面電車の景色・音と同様、
鎌倉も一歩外に出て耳を澄ませるとJRや江ノ電の走る音がきこえてきます。
ゲリン監督もこの鎌倉できこえてくる音に、目を閉じ、耳を澄ませていらっしゃいました。
終始笑顔でお話をしてくださったゲリン監督
会場は満席、いっぱいです。
肌身離さず持ち歩いている大事な日記
監督にも企画展「女優王国 松竹大船撮影所物語」をご覧いただきました。
たくさんの質問にもひとつひとつ丁寧にお答えくださいました。
本日はお客様もゲリン監督も大変楽しんでいただいたご様子。
GW中の来日で、忙しいスケジュールの中、鎌倉までお越しくださり有難うございました。