8月3日は「夏休み映画上映会」
もうすぐ夏本番の8月です。子どもたちの夏休みもスタートして、
これからどこにお出かけに行くのか計画を立てている頃かと思います。
宮崎駿監督の最新作『風立ちぬ』も7月20日から全国で上映が始まっていますね。
鎌倉市川喜多映画記念館では、
今年も8月1日・2日と夏のワークショップ「子どもシナリオ教室」を開催します。
講師の新井一樹さんが、シナリオ・センターのHPでご紹介してくださっています。
http://scenario.co.jp/kids2925
(※こちらは募集を締め切っております。)
また8月3日は「夏休み映画上映会」を当記念館で開催。
これまでに何度も映画化されてきた下村湖人の『次郎物語』、
宮沢賢治・原作の『風の又三郎』と、
児童文学の名作を映画化した珠玉の文芸作品を上映します。
夏の終わりには読書感想文の宿題が待っている子どもたちの作品選びにも良いですし、
一人で読む本と違って、映画なら親子で一緒にみて感想を伝えられるのも良いですね。
是非とも8月3日は親子で、あるいはお祖父ちゃんお祖母ちゃんもお誘い合わせの上、
鎌倉までお越しください。夏でも映画館は涼しいですよー!
<各作品>大人:500円 小中学生:250円
午前10時30分〜12時20分
『次郎物語』(1987年) 監督:森川時久
出演:加藤剛、高橋惠子、伊勢将人、樋口剛嗣、山岡久乃、泉ピン子
原作は、作家・下村湖人による自伝的小説。乳母のもとで育った次郎。
やがて、一家は没落するが、次郎は、苦しい生活のなか母の看病をし、
次第に青年へと成長する姿が描かれる。美しい田園風景やさだまさし
の音楽など、詩情溢れる古典的名作の映画化。
午後2時〜3時47分
『風の又三郎 ガラスのマント』(1989年) 監督:伊藤俊也
出演:早勢美里、檀ふみ、小林悠、草刈正雄
原作は宮沢賢治による童話。母と二人暮らしの少女、かりんの前にあらわれた
不思議な転校生、高田三郎。彼は、二百十日の風の日に転校してきたために
「風の又三郎」と呼ばれる。
東北の山間部にある分教場を舞台に、少女と“又三郎”の出会いから別れまでを、
雄大な自然とともに想像力豊かに描いた児童映画の名作。
※なお、この2作品は、文化庁と東京国立近代美術館フィルムセンターが、
全国各地の施設・会場で実施している優秀映画鑑賞推進事業の巡回上映作品です。