《優秀映画鑑賞推進事業》巨匠が愛した女優たち-日本映画篇-

伊豆の踊子

(87分/1963年/カラー/35㎜)

2018年2月18 日(日)

上映開始:2月18 日(日)14:00

西河克己監督

原作:川端康成
出演:吉永小百合、高橋英樹、南田洋子、浪花千栄子

[料金] 一般:500円 小・中学生:250円1月20日(土)より発売

当時日活の若手スターだった吉永小百合と高橋英樹が主演した、川端康成による同名小説4度目の映画化。現在と過去でカラーと白黒を使い分けたり、吉永に二役を演じさせるなど、これまでと異なる試みが随所に見られる。原作者の川端からも高く評価された。

稲妻

(87分/1952年/白黒/35㎜)

2018年2月17 日(土)

上映開始:2月17 日(土)10:30

成瀬巳喜男監督

原作:林芙美子
出演:高峰秀子、三浦光子、香川京子、浦辺粂子、中北千枝子

[料金] 一般:500円 小・中学生:250円1月20日(土)より発売

父親の違う兄姉たちの身勝手で無気力な生き方に反撥する末っ子を中心に、下町の庶民の生活を静かに見つめた名作。母親を演じた浦辺粂子の名演が光る。成瀬が映画化した6作の林文学のうち、本作は『めし』(1951年)に続く2作目にあたる。キネマ旬報ベスト・テン第2位。

にごりえ

(130分/1953年/白黒/35㎜)

2018年2月16 日(金)、18 日(日)

上映開始:2月16 日(金)13:30☆、18 日(日)10:30

今井正監督

原作:樋口一葉
出演:淡島千景、久我美子、田村秋子、丹阿弥谷津子、杉村春子

[料金] 一般:500円 小・中学生:250円1月20日(土)より発売

明治の女流作家・樋口一葉による短篇小説を題材に、全盛期にあった文学座が発案・製作し、今井正が手がけたオムニバス映画。過酷な状況を生きざるをえない女たちの光と闇が捉えられている。キネマ旬報ベスト・テン第1位。

☆2月16日(金)『にごりえ』上映後、
15:50~映画談話室「巨匠が愛した女優 杉村春子」を開催します

華岡青洲の妻

(99分/1967年/白黒/35㎜)

2018年2月16 日(金)、17 日(土)

上映開始:2月16 日(金) 10:30、2月17 日(土) 14:00

増村保造監督

原作:有吉佐和子
出演:市川雷蔵、若尾文子、高峰秀子、渡辺美佐子

[料金] 一般:500円 小・中学生:250円1月20日(土)より発売

日本で初めて麻酔薬を開発した紀州の医師・華岡青洲と、彼のために自ら人体実験を申し出る妻と母の対立を、市川雷蔵・若尾文子・高峰秀子という3人の名優を得て映画化した作品。特に市川の母親を演じた高峰の恐ろしさが際立つ。

西鶴一代女《英語字幕付日本映画上映会》

(137分/1952年/白黒/35㎜)※英語字幕付上映

2018年2月12 日(月・振)、14 日(水)、15日(木)

上映開始:2月12 日(月・振)10:30/14:00、14 日(水)、15日(木)14:00

溝口健二監督

原作:井原西鶴
出演:田中絹代、山根寿子、三船敏郎、宇野重吉、菅井一郎

[料金] 一般:1000円 小・中学生:500円1月20日(土)より発売

江戸時代、数々の男との巡りあわせから転落の人生を辿り、果ては街娼にまで身を落とすお春の一生を田中絹代の熱演と流麗なカメラワークで描く。本作のヴェネチア国際映画祭での受賞をきっかけに、溝口の国際的な評価が一気に高まった。

2016.4-2017.3

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