企画展「崩壊と覚醒の70sアメリカ映画」閉幕しました。
3月13日(日)をもちまして、企画展「崩壊と覚醒の70sアメリカ映画」は閉幕となりました。ご来館、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
展覧会会場では70年代のアメリカ映画の多様性をポスターやパンフレットなどの映画資料を通してご覧いただいたほか、関連作品の上映やトークイベントの開催、展示解説や映画上映解説なども開催し、大盛況の3か月間となりました。
最終週は、昨年88歳で亡くなったジャン=ポール・ベルモンドを偲んで、シネマセレクション「ジャン=ポール・ベルモンド追悼上映」を開催しました。
ヌーヴェル・ヴァーグの作品で注目を集めたベルモンドですが、アクション俳優としても高い評価を得ています。今回上映した『リオの男』『恐怖に襲われた街』等の作品では、スタントマンなしの体を張った演技で多くの人々を魅了しました。日本においては、長年、リバイバル上映やソフト化の機会に恵まれず、なかなか観ることができずにいましたが、2020年秋に「ジャン・ポール=ベルモンド傑作選」という特集が組まれ、大注目されました。「コロナ禍で遠ざかっていた中高年層をベルモンドが呼び戻した!」と話題になり、それまでベルモンドを知らなかった世代をも虜にしました。当館の追悼上映でも、「若い頃から憧れていたベルモンドなので、また観られて嬉しい」、「華麗なアクションにすっかり魅了されてしまった」など、熱心なお客様からの声が多く寄せられました。
18日(金)からは新しい企画展「追悼・山内静夫 松竹大船撮影所物語」が開幕します。
どうぞご期待ください。