特別上映:
『生きてはみたけれど 小津安二郎伝』上映+講演
= 小津安二郎生誕120年記念イベント
「世界のOZU、市井の小津」 =
2023年12月2日(土)、3日(日) 13:30
2023年は映画監督・小津安二郎の生誕120 年/没後60 年にあたります。映画と深いつながりを結んできた鎌倉の地において、1952 年から北鎌倉に居を構え、円覚寺に眠る小津安二郎はとりわけ重要な存在です。この記念すべき年に当館では、小津映画のプロデューサーとして活躍した山内静夫氏が長く理事長を務めた由緒ある市民団体である「鎌倉同人会」との共催で、「世界中で高い評価を得る小津」「市井の人々の暮らしに寄り添う小津」という二つの視点から小津映画を振り返るイベントを開催します。
12月2日(土) 13:30
『生きてはみたけれど 小津安二郎伝』上映
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講演「世界が見た小津映画
ー映画祭、シネマテークでの上映と反響」
登壇者:岡島尚志さん
(国立映画アーカイブ館長)
東京国立近代美術館フィルムセンターで40 年以上にわたり、映画の歴史研究・保存・上映・国際交流事業に中心的な役割を果たし、2009 年にはアジア人として初めて国際フィルムアーカイブ連盟(FIAF)の会長を務めた岡島尚志さんは、2018 年に誕生した国立映画アーカイブでは初代館長に就任して現在に至ります。その間、世界中の映画に関する国際会議、映画祭、シネマテーク上映に参加して、小津安二郎を含む日本の偉大な映画人とその業績の顕彰に努めてこられました。小津作品が、海外の映画ファンにどのように愛され評価されているのかを、実体験を交えながらお話ししていただきます。
12月3日(日) 13:30
『生きてはみたけれど 小津安二郎伝』上映
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講演「小津映画に見る
盟友・山中貞雄の面影」
登壇者:平山周吉さん
(雑文家)
文藝春秋社で書籍・雑誌の編集に携わり、近年は雑文家として昭和という時代を見つめた著作で高い評価を得ている平山周吉さんは、2023 年3 月、満を持して小津監督の評伝「小津安二郎」(新潮社)を出版しました。同書で展開されている、小津が『晩春』や『麥秋』、『東京物語』の“ 紀子三部作” で、原節子演じる“ 紀子” に盟友である山中貞雄の姿を重ねているという独自の視点をもとに、講演では、小津と原、山中の三者が織り成す、切り離すことの出来ない関係性についてお話ししていただきます。
上映作品『生きてはみたけれど 小津安二郎伝』に関してはこちら
料金:一般1,600円、小・中学生800円
チケット発売日:11月11日(土)
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