紫陽花咲く季節、鎌倉シネサロン「青木登のかまくら映画案内」を開催しました!
梅雨が訪れ、紫陽花が咲き誇る季節となりました。令和となって最初の鎌倉シネサロンは、鎌倉で36年もの長きにわたって観光人力車業を営まれてきた青木登さんをゲストに迎え、青木さんが人力俥監修を務めた映画『力俥―RIKISHA―』の上映とトークイベントを開催しました。鎌倉が舞台となったシリーズ1作目「鎌倉純愛編」と、シリーズ2作目となる「草津熱湯編」を上映し、トークイベントでは本シリーズの監督であるアベユーイチさんにもお越しいただきました。
『力俥―RIKISHA―鎌倉純愛編』は、鎌倉市の姉妹都市であるフランス・ニースで、2013年に開催されたカルチャーイベント“Cartoonist”にあわせて、漫画・アニメ・特撮の分野で活躍するクリエーターたちが、日本の風景・心を楽しんでもらいたいと創りあげた作品です。クリエーターたちと青木さんとの出会いが生んだ作品ともいえます。
上映前の映画案内として、青木さんに本作の見どころをご紹介していただきました。改修される前の若宮大路の段葛や、青木さんご自身が出演された場面など、鎌倉と映画の魅力が満載で、期待が高まります。
上映後は、本シリーズの監督で、平成『ウルトラマン』シリーズをはじめ、映画『実写テニスの王子様』など、数々の作品を手掛けられているアベユーイチ監督と青木さんによるトークイベントとなりました。本作が鎌倉で誕生した経緯や、出演者とのエピソードなどをお話しいただき、途中、サプライズとして主演の関智一さんからのメッセージ映像も上映されました。
午後の回には、力俥シリーズの脚本を担当されている、むとうやすゆきさんも会場にお見えになり、制作時のエピソードをお話しいただきました。
最後に、アベ監督から再び鎌倉を舞台にしたいという熱い思いを聞くことができ、会場の皆様の笑顔に包まれて、盛況のうちにトークイベントが終了しました。これからも力俥シリーズは鎌倉で長く愛され続ける作品になることと思います。次回作も楽しみにしています! (文)