旧川喜多邸別邸 特別公開
「第29回日本工芸会東日本支部 伝統工芸神奈川会展ー古民家で出会う日本の伝統工芸ー」開催

秋晴れが続く11月1日(火)から6日(日)にかけて、「第29回日本工芸会東日本支部 伝統工芸神奈川会展―古民家で出会う日本の伝統工芸―」を開催いたしました。

公益社団法人日本工芸会東日本支部の神奈川県在住者から構成される、神奈川研究会の皆さまが制作した伝統工芸作品を展示しました。陶磁、染織、漆芸、人形、ガラスと、様々な伝統工芸作品が旧川喜多邸別邸を彩りました。

今回の特別公開では、土間や茶室、書斎など建物内に展示し、趣のある室内の雰囲気のなかでご鑑賞いただきました。

今回の展覧会では、作家の方が直接作品を解説していただく機会があり、解説とあわせてお楽しみいただけた方も多かったと思います。作品解説によって鑑賞の知見を広げられたと、ご来場の皆さまからは大変好評でした。当館のインスタグラムでも、作品が完成するまでの道のりと作家のこだわりをご紹介させていただきました。

昭和36(1961)年に川喜多長政、かしこ夫妻が移築したこの旧川喜多邸別邸は、平成22(2010)年に鎌倉市景観重要建造物に指定されています。かつては海外から訪れる映画監督や映画スターたちを迎える場として活用されていました。現在は春と秋の一般公開や、展示やイベントを開催する特別公開の場としています。建物を保存するだけでなく、様々な文化に触れられる場所としてあらためて旧川喜多邸別邸の意義を再考出来る機会になりました。

今回の特別公開も友の会サポーターの方に支えていただきました。ご協力・ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。 次回は春の一般公開を予定しています。当館HPやtwitterでお知らせしますので、ぜひチェックをお願いします。