真夏の催し物あれこれ
開催中の企画展《映画と音楽の素敵な出会いPartⅡ》に関連して、当館では8月中にさまざまなイベント・上映を行いました。
8月11日(木・祝)は『ジャズ・ロフト』の上映にあわせ、ピーター・バラカンさんをお招きしてトークイベント「60年代NYのジャズシーンとロフトに集う演奏家たち」を開催しました。ジャズ・ミュージシャンのエピソードだけでなく、ロフトの住人で音楽愛好家であった写真家ユージン・スミスの人となりや経歴、どのくらいコアなレコーディング・マニアであったかなどを語っていただきました。
昨年に引き続き、今年も9月2日から角川シネマ有楽町で開催される「Peter Barakan’s Music Film Festival 2022」では、『ジャズ・ロフト』や『BILLIE ビリー』『ディーバ』のほかバラカンさん選りすぐりの24作品が上映されます。ぜひ有楽町にも足をお運びください。
8月21日(日)『ひまわり』の上映後は、湘南ビーチFMの映画音楽番組「seaside theatre(シーサイド・シアター)」の選曲・構成を手がける志田一穂さんにお越しいただきました。志田さんは今年4月に初の著書「映画音楽はかく語りき いつか見た映画、時をかける映画」(ユニコ舎)を刊行したばかり。スクリーン・ミュージックの語り部として、各地で映画音楽にまつわるイベントをおこなっています。今回は「『ひまわり』の旋律は平和への願い」と題し、現在戦火が続くウクライナ──その国花である〈ひまわり〉の畑で、当時撮影がなされたことについてやイタリア系アメリカ人の作曲家であるヘンリー・マンシーニが『ひまわり』の映画音楽に携わるまでの経緯などを詳しくお話しいただきました。
8月20日(土)『まぼろしの市街戦』の上映後は、当館スタッフによる作品解説を行いました。「上映後解説」は毎月一回開催しています。
8月27日(土)は企画展の展示解説を行いました。6月はフランス、イタリア、日本の映画音楽、7月はハリウッド映画の音楽、8月はジャズと映画音楽について、展示のコーナーごとに、3回に分けて紹介しました。「展示解説」は、こちらも毎月開催していますので、作品についてより詳しく知りたい方はチラシ・HP・SNSで開催日をご確認ください。
企画展《映画と音楽の素敵な出会いPartⅡ》は9月11日(日)まで開催しています。
皆様のお越しをお待ちしております。(B.B.)