地下道ギャラリーご存知ですか?
鎌倉駅の東口(小町通りや若宮大路側)と西口(地元の方々には″裏駅”とも呼ばれる市役所側)を結ぶ「地下通路」の存在をご存知でしょうか。
この通路には2面にわたって展示ケースが設置されており、「地下道ギャラリー」という位置づけで、年間にわたって鎌倉市の施設(文化施設や学校等)が活動内容や成果物を展示したり、広報に活用するなどしています。
今年度は、4月27日(火)~5月3日(月祝)の1週間、当館の活動についてお知らせしています。
実際に見てみるとわかるのですが、この展示ケースはかなりのスペースがあり、展示物の内容や配置を考えるのも、それを綺麗に展示するのもなかなか大変な作業です。(普段の仕事ぶりが問われます)
鶴岡八幡宮近く、小町通りから一本入った辺りに位置する当館は、立地場所は良いのですが、映画に関する展示や上映を行っているという活動内容や、当館の存在そのものも、まだまだ市民の方に浸透しているとは言えません。
その意味でも、駅の地下通路で当館の活動を周知できるのは大変有難く、また貴重な機会です。今回は、「川喜多夫妻」「開催中の企画展/関連上映/トークイベント」「GWおよび6月の特集上映」「庭園(旧和辻邸)の紹介と特別公開のご案内」などについてお知らせしています。
東京都の緊急事態宣言を受けて、鎌倉市も4月28日よりまん延防止等重点措置の対象区域に入りました。
残念ながら、5月5日に予定していた檜垣紀六さんによるトークイベント「体験的ATGポスターデザイン論 映画ポスターの熱い時代を生きた男」は中止・延期になってしまいましたが、企画展「日本映画名優(バイプレイヤーズ)列伝」および映画上映は、感染対策をしながら実施しています。また5月1日~5日には旧川喜多邸別邸(旧和辻邸)の特別公開もしています。これまで春と秋の年2回開催してきた無料の一般公開がコロナ禍で中止になっているため、今回の特別公開は庭園の散策や建物をじっくりご覧いただける貴重な機会です。
ステイホーム(エンジョイホーム)が呼びかけられ、遠出ができないGWになってしまいましたが、近隣にお住まいの方はお散歩がてら是非お立ち寄りください。そして、地下道ギャラリーを通して、当館の活動内容についても興味を持っていただけますと幸いです。(胡桃)