「かまくら世界映画週間」の今年のテーマは「ロシア・ソビエト篇」!

“映画が世界を結ぶ”をテーマに、世界各国の映画を通して、国際文化交流の場となることを目指し開催している「かまくら世界映画週間」、今年はロシアと日本の交流年ということもあり、当館でもロシア映画の魅力をお楽しみいただきたく「ロシア・ソビエト篇」を開催しました。

ロシアはいわずと知れた芸術の国であり、レフ・クレショフやセルゲイ・エイゼンシュテインといった映画史において重要な映画監督が誕生した国でもあります。今回は「文学」「絵画」「音楽」「舞踊」の各視点から4作品を上映しました。

アフタートークでは、法政大学名誉教授でバレエ史を研究されている鈴木晶さんに「バレエ映画の魅力~その見方を識る」と題して、バレエ誕生から近年のバレエ映画まで、幅広くお話しいただきました。また、鎌倉でロシア語教室を主宰されている湘南鎌倉ロシア語サークル代表の宇野明子さんには、通訳の仕事のご経験から、ロシアと日本の文化の違いやロシア語ならではの魅力をお話しいだきました。

鎌倉の七里ガ浜には、かつてパヴロバ・バレエスクールがあり、日本バレエ発祥の地ともいわれています。川喜多夫妻もバレエ映画を積極的に日本へ紹介するなど、鎌倉とバレエ、そして映画には深い繋がりがあります。今後はぜひ当館でバレエ映画特集を開催したいと思っておりますので、ぜひご期待ください。(文)