「花結びを楽しむ 季節の庭園公開」を開催

6月29日から7月1日にかけて「花結びを楽しむ 季節の庭園公開」を開催しました。
日本結び文化学会理事で花結び作家の倉田生子先生にご協力をいただき、旧川喜多邸別邸(旧和辻哲郎邸)内に「花結び」の展示を行ないました。3日間、旧川喜多邸別邸は結びの世界に染まり、日本古来の伝統文化で彩られた室内は美しく圧巻でした。ご来場の皆様も、普段、日常では目にする結びもこのような多種多様な表現と歴史があることにあらためて驚かれていました。


初日は、倉田先生による「花結びの楽しみかた」と題したギャラリートークを旧川喜多邸別邸にて実施しました。満員のなか、皆様、熱心に倉田先生のお話に耳を傾けていらっしゃいました。

7月1日は、旧川喜多邸別邸の居間でワークショップ「こけしの根付を作ってみよう」と「茶入の結び」を開催しました。初めて結びを体験した参加者の皆様は、なかなか思うようにいかない結びの難しさを肌で感じている様子で、思い思いに楽しんでいただけたようでした。

庭園には紫陽花も咲き誇っており、旧川喜多邸別邸を華やかに彩っていました。
川喜多夫妻が、かつて海外からの映画人をもてなした風情ある旧川喜多邸別邸と鎌倉の自然は、現在も私達に日本文化の豊かさを伝え続けています。 (文)