特別展「映画衣裳デザイナー 黒澤和子の仕事」開幕しました!
本日9月15日(金)より、鎌倉市川喜多映画記念館では、現在大活躍中の映画衣裳デザイナー・黒澤和子さんの仕事をご紹介する特別展が始まりました。
黒澤明監督を父に持つ和子さんが、黒澤監督の『夢』から映画の世界に入り、時代劇から現代劇まで多くの作品を手掛け、現在の日本映画を支えるようになっていく足跡を、デザイン画を中心とした資料でご覧いただけます。
今回は東京衣裳さんのご協力で、映画で実際に使用した衣裳も展示しています。『真田十勇士』で松坂桃李さん演じる霧隠才蔵が着用した独創的な衣裳から、『清須会議』で大泉洋さん演じる羽柴秀吉が着ていた豪華絢爛な衣裳まで、是非間近でお楽しみください。
当館ではこれまで古典的な作品を中心に取り上げてきましたが、現役で活躍中の映画人をご紹介できる機会を本当に嬉しく感じると同時に、映画界の現在・未来を見据えての展示は今後益々重要になってくるのではないでしょうか。
というわけで、今回は映画上映も比較的新しい作品が中心となり、当館としては色々な意味でチャレンジングな企画となっています。
ちなみにですが、現在公開中の話題作『三度目の殺人』(是枝裕和監督)と、来月いよいよ公開の『アウトレイジ 最終章』(北野武監督)、どちらも衣裳デザインは黒澤和子さんが手掛けているんですよ。凄いですね!
幅広い世代の方にご覧いただきたいと思っていますので、これからの過ごしやすい時期、是非遊びに来てください。スタッフ一同お待ちしています。(胡桃)