映画の街・鎌倉へようこそ!~特別展「鎌倉映画地図」が始まりました~

だいぶ暖かくなってきて、鎌倉に来るお客様もちらほら春の装いが目立ち始めました。
本日17日より川喜多映画記念館では、特別展「鎌倉映画地図」が始まっています。

戦前より文士たちが集い、松竹の撮影所が蒲田から大船へと移ってからは映画人も多く居を構えた鎌倉。また、独自の自然と歴史的な風景に彩られたこの街は、映画の舞台としても長く愛されてきました。

今回の特別展では、そんな鎌倉と映画のゆかりをトピックごとに辿る前半、映画とゆかりの深い場所を地図形式で、宮崎祐治さんによるイラストレーションと共にご紹介する中盤、そして後半は、鎌倉の街を美しく捉えた近年の名作『海街diary』から、四姉妹の衣裳や映画の世界観を表した写真作品など、貴重な資料を数多く展示しています。

こじんまりとした空間ながら、中身の濃い展示になっていると思いますので、是非当館で展示をご覧いただいてから、鎌倉散策へと出かけてみてはいかがでしょうか。

明日18日からは、4月の映画上映/トークイベントのチケットも発売になります。
既に発売中の小津安二郎監督『晩春』『麥秋』も含め、『辻が花』『狂った果実』『黄色いからす』『喜びも悲しみも幾歳月』と、往年の名作が並ぶラインナップとなっていますので、映画の上映も合わせてお楽しみください。(胡桃)