鎌人いち場にブースを出展、ワークショップを開催
5月31日(日)、鎌倉を愛する人・鎌倉を創る人たち同士がつながり、ひろがるコミュニティ・マーケット「鎌人いち場」(かまんどいちばと読みます)に記念館も参加してきました。 天気の心配もありましたが、当日は快晴に恵まれ、会場の鎌倉市海浜公園(由比ガ浜地区)は沢山の人で賑わいました。
当館は昨年に続いて2度目の参加です。 いち場にはフリーマーケットや食べ物の屋台はもちろんですが、鎌倉で活動している個人・団体が情報発信できる「知る場」、ライヴパフォーマンスやワークショップの形で日々の活動を発表できるスペースが設けられており、地域に密着しながら様々な交流が生まれる貴重な場所となっています。
いち場には、普段記念館に足を運んでいただく機会の少ない家族連れの方たちも多くいらっしゃるので、ブースでは企画展のチラシや当館の案内パネルを置くだけでなく、小さいお子様を対象として、映像玩具を作って映画の仕組みを体験するワークショップを行いました。
両面に異なる絵を描いてくるくると回すと、残像現象によって2つの絵が1つに見えるソーマトロープや、円盤の周りに絵を描いて鏡に映し、絵と絵の間にあるスリットから覗くと絵が動いて見えるフェナキスティスコープ、コマごとに絵を描いたものをスリットのある円筒の中に入れて、円筒を回しながらスリットを覗くと絵が動いて見えるのを複数人で楽しめるゾートロープなどを紹介し、実際に絵を描いて自分の描いた絵を動かしてみよう!という内容です。
多くの子どもたちが面白がって参加してくれました。時間のある子はすべての映像玩具にチャレンジし、どんどん絵が進化してアニメーションの完成度が高まっていくので、見ているスタッフが驚かされることもしばしばでした。 また、記念館が夏休みに実施している子ども向けワークショップのお知らせも掲示したところ、興味を持ってくださる親御さんも多くいらっしゃいました。
鎌人いち場に参加することで当館の活動をより多くの方々に知っていただくことができ、また今後の活動にも繋げていくことができそうです。 来年以降も、皆さんがより集まりやすいブース作りを心がけ、記念館の存在や映画の魅力をより楽しくご紹介できるように工夫していきたいと思います。
余談ですが、私はいち場の屋台で買ったベトナムサンドイッチを持ってぼーっと歩いていて、とんびにかっさらわれる悲劇に見舞われました。鎌倉では、イベントでの買い食いにも油断は禁物としみじみ実感する羽目に…。皆さんもどうぞお気をつけくださいね。(胡桃)