新企画!『映画談話室』開催

6月26日は『春琴抄 お琴と佐助』上映後に、新企画「映画談話室」を開催いたしました。上映作品の案内役(シネマ・ガイド)とともに、鑑賞者の皆様と自由に語り合う場を目指して始まった「映画談話室」。記念すべき第1回目の案内役として、歌舞伎の神様、不出世の踊りの名人と称された故六代目尾上菊五郎より直接薫陶を受け、六代目風流振りの唯一人の伝承者でもある舞踊家の内山八重子さんにお越しいただきました。

美しい和服姿でご登壇いただいた内山さんは、原作者である谷崎潤一郎氏と直接お会いしてお聞きしたエピソードをもとに、原作の基となった小冊子「鵙屋春琴伝」と比較して、小説と映画についてお話しいただきました。
 内容もさることながら、その話法にも魅了されたあっという間のお時間となりました。今回、内山さんのお話をお聞きして、あらためて映画を振り返ると、また新たな魅力を思い起こさせてくれました。

 今回の開催にあたりましては、横須賀市長の吉田雄人様より、内山八重子さんと映画談話室へのお祝いのメッセージもいただきました。どうもありがとうございました。また、ご参加いただきました皆様にはあらためて感謝申し上げます。
 これからも新企画「映画談話室」をどうぞよろしくお願い致します。

次回は、7月21日(月・祝)の『旅情』上映後に、鎌倉在住のエッセイスト・門田京蔵さんにお越しいただきます。ぜひお楽しみください!