第4回鎌倉シネサロン「鎌倉映画館物語」

11月30日(土)に、第4回鎌倉シネサロン「鎌倉映画館物語 〜かつて市民から愛された映画館があった〜」が開催されました。当日は、当館スタッフの増谷が、鎌倉の映画館を資料と写真で辿る第一部と、鎌倉在住のエッセイストである門田京蔵さんと「麦秋会」代表の渡利晴夫さんにご登壇いただき、座談会形式で語りあう第二部の構成で開催し、会場の皆様と語り合いながらの楽しい会となりました。昭和30年代の映画全盛期には鎌倉市内に6館の映画館がありました。由比ヶ浜通りに「鎌倉シネマ(鎌倉松竹映画劇場)」、現在の御成商店街から御成中学校への通り沿いに「鎌倉劇場」、鎌倉駅西口に「テアトル鎌倉」、若宮大路沿いに「鎌倉市民座」、小町通りから若宮大路へはいったところに「鎌倉名画座」、大船商店街には「大船オデオン座」とそれぞれの個性的な劇場が鎌倉の映画文化を支えていました。今回は、大正期から平成6年までの「映画年鑑」をもとに変遷史を作成し、皆様にご覧いただきました。また、当時の映画館の写真を見ながら、劇場に掲げられた看板やポスターの作品も紹介し、少しでも当時の映画館の雰囲気を感じて頂けたかと思います。座談会では、門田さんより戦中から昭和20年代前半にかけて、鎌倉の劇場で観た映画の想い出を、渡利さんからは「テアトル鎌倉」閉館時のエピソードなどをお話しいただきました。また、参加者の皆様からは、戦前に見た時代劇『丹下左膳餘話百萬兩の壺』(昭和10年公開/山中貞雄監督)の鑑賞時のエピソードなどをお聞きすることもできました。今回のイベント開催にあたりまして、多くの関係者の皆様方にご協力いただきました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。また、今後も、鎌倉の映画館に関する資料を調べていくとともに、皆様のお話もお聞きしていきたいと思いますので、ぜひ、次回の開催をご期待ください!よろしくお願いします!

<プログラム展示写真>

鎌倉の映画館が配布していた無料プログラムの展示風景

協力:鎌倉キネマ堂