今日から怪談

『怪談』(1965年) 監督:小林正樹
出演:新玉三千代、岸恵子、中村賀津雄、志村喬、仲代達矢、三國連太郎


企画展「東宝映画のスターたちPart1」の開催期間も残すところ、あとわずかとなってまいりました。9月1日を最終日といたしまして、3日間の展示替えの後、5日よりPart2の企画展と上映が始まります。

若大将の夏らしいポスターや、シリーズ映画のにぎやかしい雰囲気とはうって変わって、Part2では『樋口一葉』や『夫婦善哉』など、文芸映画作品の上映を中心に、女優篇として開催します。展示室のショーウィンドウもガラリと変わって、華やかな衣裳展示となりますので、乞うご期待!!

さて、お盆も過ぎましたが、まだまだ暑さは続きそうです。Part1の最後の上映は小林正樹監督の『怪談』です。小泉八雲原作の「黒髪」、「雪女」、「耳無抱一の話」、「茶碗の中」などを映画化したもの。
電話のお問い合わせで、「子どもが見ても怖くないですか?」という、微笑ましくも悩ましいご質問がございました。本作品はホラー映画やスプラッター映画のような、大量の血のりが弾け飛ぶものではなく、小林監督の初カラー作品(美術:戸田重昌)とあって、雪や墨、血の色も、芸術性に富む色彩美にこだわった作品で、カンヌ映画祭の特別賞を受賞しております。恐怖心ばかりが煽られる作品ではございませんが、お子さんが夜中に一人でトイレに行けるかどうかは……。まだまだ暑い日が続きます。涼しい映画館で、ヒンヤリ体験しに来てください。