高峰さんと高田博厚さん

現在、展示室には高峰秀子さんのブロンズ像が展示されています。

このブロンズ像をつくったのは、鎌倉ゆかりの彫刻家、高田博厚さん。
1900年生まれの高田さんは、石川県七尾で生まれ、21歳で彫刻を始めるとともに、芸術書の翻訳も手掛け、31歳で渡仏。ロマン・ロランとの出会いから積極的に欧州 の文化を吸収し、戦後はパリにて、読売新聞嘱託の傍らカンヌ映画祭日本代表を務めるなど、川喜多夫妻や当時、パリで生活をしていた高峰さんとも親交があり ました。1957年に帰国し、66年には鎌倉に住居とアトリエを構え、その後も多くの作品を作り出しました。

この高峰さんのブロンズ像は、帰国後の1958年に制作されたもの。
現在はご遺族により鎌倉市へ寄贈されています。

フランス中北部シャンティにて
左から高田博厚さん、高峰秀子さん(1951年頃)

高田さんは、他にも文豪ロマン・ロランをはじめ、哲学者アラン、詩人ジャン・コクトー、マハトマ・ガンジー、日本では宮沢賢治、川端康成、志賀直哉、棟方志功など数多くの著名人の肖像をつくりました。高田さんご本人のインタビューとともに、その作品の数々がご覧いただけるインタビュー映像『思索する指』(1985年)を、記念館では現在の展示期間中にシアターKにて定期的に上映しています。

次回の日程は、1月20日(日) 午前11時と午後2時から行います。
≪鎌倉と映画≫「高峰秀子ゆかりの鎌倉人」(無料上映)

『思索する指』  彫刻家:高田博厚
『漫画航路』  漫画家:横山隆一
『−俳優− 笠智衆』 俳優:笠智衆 (各30分程)

貴重な機会ですので、お見逃しなく。是非とも足をお運びください。
また年内の映画の上映は、12月28日、高峰さんの命日まで続きます。
特別展《映画女優 高峰秀子》は、来年1月27日まで開催。
寒さが厳しくなってまいりましたが、シアターKで名画を一息、温まりにきてください。

記念館だより

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2015/12/28