旧和辻邸でのお花見

春になり、記念館の庭の桜もようやく花が咲き始めました。

4月5日、6日と記念館では、庭園の一般開放を行いました。
また7日、8日は鎌倉市による旧和辻邸の公開日となり、鎌倉にお住まいの方、観光や花見がてら鎌倉にお越しのたくさんの方々にお集まりいただきました。

さて、庭の桜もちょうど満開を迎えた本日は、日ごろから展示室やシアターKでの上映に足をお運びいただき、記念館に親しんでいただいている「友の会」会員の皆様とともに、庭園および旧和辻邸でのお花見を催しました。

当記念館の総括責任者・大場正敏によるレクチャー「川喜多夫妻と旧川喜多邸の歴史を語る」では、『古寺巡礼』、『風土』などの著作で知られる日本の哲学者・和辻哲郎氏の邸宅を、川喜多夫妻が鎌倉に移築したこと、庭の離れにある旧川喜多別邸(旧和辻邸と今でも呼ばれています)として、かつてたくさんの映画人がこの場所を訪れたこと、ヴィム・ヴェンダース監督『東京画』の撮影では、俳優の笠智衆氏がこの縁側に座ってインタビューに答えられていたこと等々、当時の変わったエピソードや川喜多夫妻のその頃のようすを交えながら、皆様との映画話に花を咲かせました。

お天気にも恵まれ、たいへん賑やかな催しとなりました。
また来春もご期待ください。

※鎌倉市川喜多映画記念館では「友の会」会員を募集しております。
 詳しくは窓口までお問い合わせください。Tel:0467-23-2500