【特別展】鎌倉の映画人 女優 田中絹代

2011年9月1日〜11月27日

2009年、生誕百年を迎えた映画女優・田中絹代。
半世紀に及ぶ映画人生を絶えずスター女優として過ごした、日本映画史上、稀有な映画人の一人です。サイレント期の可憐な娘役で人気を博し、トーキー時代を迎えてその地位を不動のものとしました。戦後間もなく親善大使として民間人初渡米の栄誉を得、溝口健二監督による作品で国際的評価も受けました。晩年の作品「サンダカン八番娼館・望郷」でのベルリン国際映画祭主演女優賞は彼女の最高の栄誉でしょう。
田中は松竹撮影所の大船移転に伴い鎌倉に移住、鎌倉山の『絹代御殿』で映画人生を全うしました。
彼女の映画史を再現すると共に、波乱の一生を資料で回顧する企画展に是非お越しください。

*10月12日から一部展示替えあり