【特別展】世界のクロサワとミフネ-監督 黒澤明と俳優 三船敏郎-

2016年9月16日(金)~2017年1月15日(日)

昭和26(1951)年9月10日、世界最古の歴史を誇るヴェネチア国際映画祭で
グランプリ「金獅子賞」を受賞し、世界の表舞台に立った映画『羅生門』。それは日本
映画とその芸術性を世界に知らしめ、戦後混乱期の日本人に勇気と誇りを与えた歴史
的な出来事でした。翌年にはアメリカのアカデミー賞で名誉賞も獲得、監督の黒澤明
はもとより、主演の一人である三船敏郎の名が注目されました。『酔いどれ天使』から
始まった黒澤明と三船敏郎のコンビよる16作品は、その後も映画史に燦然と輝き、
また、ルーカス、スピルバーグら、世界の映画人は敬意を込めて二人を「クロサワ」「ミ
フネ」と呼びます。

 本企画展は、黒澤明監督と三船敏郎の業績をゆかりの品々や外国の映画資料の展示、
そして、代表作の映画上映と共に辿ります。現在も多くの人々に愛され続けている「世
界のクロサワとミフネ」の魅力をぜひお楽しみ下さい。