永遠のタフガイ 石原裕次郎 ~日本の映画を変えた男~

2012年7月5日〜9月2日

戦後最大のスターである石原裕次郎(1934-87年)は、兄・石原慎太郎の芥川賞受賞作『太陽の季節』(1956年)で映画デビュー、『俺は待ってるぜ』(1957年)、『嵐を呼ぶ男』(1957年)の大ヒット以降、映画スターとしての地位を築きます。また、『銀座の恋の物語』(1962年)など、石原裕次郎が歌う主題歌も爆発的な人気を得ました。1963年には「スタープロ」の先駆けとして石原プロモーションを立ち上げ、自ら映画製作に挑み、『太平洋ひとりぼっち』(1963年)、『黒部の太陽』(1968年)などの名作を世に送り出します。その後、テレビ製作の分野へと進出、数々のヒット作を放つとともに、幅広い世代に愛され続けました。逗子に育ち、海をこよなく愛した石原裕次郎は、52歳という若さで惜しまれつつ逝去されました。企画展期間内の7月17日は石原裕次郎の命日であり、没後25年の節目の年にあたります。また、本年は日活創立100周年でもあります。本企画展では、貴重な素顔の写真やポスターなど数々の資料で振り返るとともに、出演作10本の上映も行い、日本人が最も愛した「永遠のタフガイ石原裕次郎」に迫ります。