女優王国 松竹大船撮影所物語 ~名作を生んだ夢の工場~
2014年4月4日〜6月29日
昭和11年、東京・蒲田から大船の地へ映画人の一団が、夢と希望を抱いてやってきました。そこは松竹大船撮影所、その後、多くの名作を生んだ“夢の工場”でした。笑いあり涙ありのストーリーで庶民生活を描いた作品群は“大船調”といわれ、老若男女問わず親しまれたその作風で、日本映画を牽引してきました。そして、銀幕を彩った華やかなスター女優たち、名優、名監督、多くのスタッフが活躍し、“映画”を生きたその場所には、それぞれの「物語」が生まれました。その「物語」に耳を傾ければ、日本映画の様々な魅力が溢れ出てくることでしょう。
本企画展は鎌倉ゆかりの松竹大船撮影所が生んだ名作の数々を、映画資料でご覧いただくとともに、田園都市構想をもとに成立した撮影所の知られざる側面を、貴重な郷土資料でご紹介します。そして、その歴史を語り継ぐ名作、15作品を上映します。ぜひお楽しみ下さい。