映画と音楽の素敵な出会い PartⅡ

企画展映画と音楽の素敵な出会い2

2022年6月18日(土)~9月11日(日)

大ヒットした映画のテーマ曲は、観客の心に深く刻まれ、長い時を経ても残り続けているものです。現在ではCMや着信音に使われるなど、私たちの生活の中にも広く浸透しています。例えば、『E.T.』のフライング・テーマを聞けば、自然と顔を上げて軽やかな気持ちになる人もいるでしょう。『アラビアのロレンス』や『風と共に去りぬ』の雄大なメロディは、私たちの気持ちを大きくしてくれます。一方、“サスペンス映画の巨匠”アルフレッド・ヒッチコックの監督作『サイコ』や『めまい』の音楽は、観客の精神的な不安を煽る曲調です。物語をより効果的にみせるため、これまで作曲家たちが楽器やリズムに様々な工夫を凝らし、作品の世界をより一層豊かなものにしてきました。スピルバーグの映画にはジョン・ウィリアムズ、デヴィッド・リーン監督にはモーリス・ジャール、ヒッチコック映画にはバーナード・ハーマンの手がけた音楽が欠かせません。

本展では、前回(2017年)のPart Iに引き続き、〈映画〉と〈音楽〉が、魔法のように素晴らしく結びついた史上の名作・名曲を映画関連資料とともに紹介します。クラシックからモダンジャズ、ロックにミニマル・ミュージックと、作曲家たちはそれぞれに異なるジャンルやスタイルの音楽を応用し、織り交ぜながら、その時代・その映画に見合う〈音〉を探し求めてきました。心に響く名シーンの数々を彩ってきた、映画音楽の素敵な世界をお楽しみください。

 


[企画展観覧料] 一般:200円(140円)小・中学生:100円(70円)
*(  )内は20名以上の団体料金

◇鎌倉市民(市内に住所を有する方)観覧料無料
(入館時に住所が確認可能な証明書(運転免許証、国民健康保険証等)をご提示ください。)


展示協力:国立映画アーカイブ、小野里 徹(POSTER-MAN)
リーフレット画:ささめやゆき
リーフレットデザイン:相馬敬徳